AIが計算式を作ることと、答えを出すこと
報酬表から見積を作る場面を考えてみます。依頼文を読み、必要な作業や不足情報を整理することはAIの役目です。一方、件数×単価、加算条件、消費税など、計算方法が決まっている部分はExcelの数式や通常のプログラムで処理できます。AIに数式を作ってもらうことと、AIの文章に書かれた金額をそのまま採用することは別です。
照合も、何を比べるかで使い分ける
請求番号が同じか、合計が一致するか、必須欄が埋まっているか。条件を明確にできる照合は、普通の処理で確かめます。対して「この面談メモは前回の宿題に関する話か」といった文脈の読み取りは、AIが補助できます。すべてを一つのAI指示に詰め込まず、計算・照合と、文章の解釈を分けると、どこで誤りが生じたかも追いやすくなります。
出典が付いていても、確認は必要
AIは、存在する資料を引用しながら内容を取り違えることもあります。「根拠を書いて」と頼むことは確認の入口にはなりますが、正しさの証明にはなりません。対象期間、単位、数値の定義、元資料との対応を見ます。記載がない情報は、もっともらしく埋めるのでなく「未確認」として残す方が、次の面談で役に立ちます。
人は、採用する内容を確かめる
作成された見積案や説明文を、そのまま相手へ送る必要はありません。確認を経て使う形から始め、実際の誤りや手直しを見ながら運用を整えます。税務上の判断は税理士が行います。AIを使う範囲を絞ることは、活用を控えることではなく、毎回使いやすい仕事にするための工夫です。
本記事の業務例・進め方は、ヨハクによる一般的な提案です。製品の機能・利用条件はプランや更新状況で変わります。導入時には公式情報と事務所の方針をご確認ください。
参考:公式情報(2026年10月確認)
